東京工科大学が「八王子のバス」を変える可能性。バス26台を保有するAI大学と八王子市の共創は公共交通を変えるか?

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なお、未来モビリティ研究センターでは今後、学内スクールバスをフル活用して、カメラ画像だけではなくAIが運転判断を行う「E2E(エンド・トゥ・エンド)AIベース」の自動運転の実証研究を進める。

試乗後、初宿市長にインタビューを行った。ここからはQ&Aの形でお届けする。

スクールバスの「空き時間」を活用する方法も

――今回の実証後、社会実装に向けた目処は?

初宿市長:まずは、10月にオープンする、学び・交流・防災の機能を備えたみんなの公園「桑都の杜(そうとのもり)」と八王子駅南口を結ぶ一般の方も乗車していただく自動運転バスの実証実験を行いたい。

その先は、令和8年度中に、八王子南口、桑都の杜、JR横浜線片倉駅、東京工科大学を終着とした路線バスを検討中で、実施時期や運行事業者の調整をしていく。

路線バス事業としての運行となると、営業の持続性が課題だ。実証実験までは行政が主導するが、(社会実装では)事業者間の議論が主体となる。

キャンパスから公道へ向かう自動運転スクールバス(筆者撮影)

――その議論は、従来の地域公共交通会議で行うのか? それとも新しいコンソーシアムなどで検討するのか?

初宿市長:これからの議論だ。いまの自動運転運行システムにほかのバス会社が加わるのであれば、それが一番いいやり方かもしれない。

――自動運転スクールバスの議論とは別に、季節によって多く発生するスクールバスの空き時間を活用する発想はないか?

初宿市長:今日、須田教授からの説明で刺激を受けた。スクールバスの活用は、バスの自動運転化とは別の議論としてこれまでもあったが、(東京工科大学八王子キャンパスに)これだけ多くのバスがあるのであれば、八王子市として活用できる可能性があるのではと思ったところだ。

自動運転バスの試乗中も、八王子市立小中学校で課外活動などでの利用や、学校の統廃合にともなうスクールバスの活用などの可能性を考えた。今後の検討課題としたい。

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