我が子の前で「担任ガチャ外れ」「新任だけど大丈夫?」と安易に口にする保護者の盲点 《親の不信感は教室にどう影響?》
「今度の先生、どんな人?」「前に受け持ってもらったことある?」「厳しい先生? やさしい先生?」
グループLINEの中で、先生に対する評価や噂があっという間に広がっていきます。もちろん、その気持ちはわかります。我が子を1年間預ける相手です。どんな先生なのか知りたいのは当然です。
ただ、ここで考えてほしいことがあります。LINEで飛び交う情報は、あくまで「誰かの主観」です。ある保護者にとって「厳しすぎる」先生が、別の保護者にとっては「しっかり指導してくれる」先生だったりします。
相性もあるし、学級の状況にもよります。断片的な情報だけで先生の評価が決まってしまう。それは先生にとっても、子どもにとっても不幸なことです。
そして何より、そうしたやりとりは、子どもの耳にも届いています。LINEの画面を横から覗いている子もいるでしょう。保護者同士の電話を聞いている子もいるでしょう。
直接は見聞きしなくても、親の表情や口調から「お母さん、新しい先生のこと不安に思ってるんだな」と感じ取る子もいます。子どもは大人が思っている以上に、敏感です。
先生への不信感は「教室での信頼関係」にマイナス
我が子を預ける先生がどんな人なのか、気になるのは親として当然のことです。しかし、その不満や不安を、子どもの前で口にしてしまうことの影響を、ぜひ考えていただきたいのです。保護者の言葉を、子どもたちは本当によく聞いています。
僕自身の経験をもう1つお話しします。子どもたちは僕のことを「まんちゃん」と呼んでいました。最初は「どこでそんな呼び方を覚えたんだろう」と思っていたのですが、よくよく聞いてみると、家で保護者が僕のことをそう呼んでいたのです。
子どもは保護者の真似をします。言葉遣いだけではありません。ものの見方や価値観、人に対する態度まで、保護者の姿をそのまま映し取ります。もし家庭で「あの先生はダメだ」「あの先生は頼りない」という会話が繰り返されていたら、どうなるでしょうか。


















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