「デジタルネイティブほど騙される」子どもがYouTubeの噂話を信じたときに親がかけるべき言葉

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(写真:プラナ / PIXTA)
多くの子どもは、見た目の綺麗さや情報の多さ、あるいは発信者のフォロワー数の多さといった表面的な要素だけで、その情報を信頼してしまう傾向があるといいます(写真:プラナ/PIXTA)
AIが進化し、ネット上に「もっともらしい嘘」があふれる現代、子どもが情報を鵜呑みにしないための「検証力」について考える必要があります。非認知能力専門塾 Five Keys代表の井上顕滋さんは「デジタルネイティブであっても情報の信頼性を判断する能力は低く、情報リテラシーを育むべきだ」と言います。同氏の著書『12歳までに伸ばしておくべき 5つの非認知能力』から一部抜粋、編集してお届けします。

AIが進化してもコモディティ化しない、人間だけの思考スキルとはどのようなものでしょうか。それは「考える力を支える力」です。その中のひとつに「検証力と情報をつなぐ力」があります。これは、あふれかえる情報(なかにはAIが生成した「もっともらしい嘘」〈ハルシネーション〉も含まれます)のなかから、真実を見極め、異なる情報同士を結びつけて新しい意味や価値を生み出す力です。今回、さらに「検証力」に焦点を当てて、説明していきます。

検証力には、これまでビジネスの現場で重要視されてきたクリティカルシンキング(批判的思考)が含まれます。かつては「論理の矛盾を突く」ことに重きがおかれました。しかし生成AIが自信満々にもっともらしい嘘(ハルシネーション)をつく現代においては、それだけでは不十分です。これからの時代に求められるのは「情報のソースを確認し、真偽を見極める力」――すなわち高度な「情報リテラシー」そのものが極めて重要になります。

AIの出す答えを鵜呑みにせず、「この回答の根拠は何か?」「ここにはバイアス(偏見)が含まれていないか?」と一歩引いて評価し、検証まで行う習慣を身につけることが重要です。

デジタルネイティブの落とし穴

スタンフォード大学の歴史教育グループ(SHEG)が行った調査によると、生まれたときからインターネットに囲まれて育った「デジタルネイティブ」と呼ばれる世代でさえ、ネット上の情報の信頼性を判断する能力は驚くほど低いことが明らかになっています。

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