「デジタルネイティブほど騙される」子どもがYouTubeの噂話を信じたときに親がかけるべき言葉

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スタンフォード大学の実験では、この「ラテラル・リーディング」の手法をわずか数時間の授業で教えただけで、学生たちの情報評価能力が飛躍的に向上したという結果も出ています。

家庭でできるトレーニング

『12歳までに伸ばしておくべき 5つの非認知能力』
『12歳までに伸ばしておくべき 5つの非認知能力』(幻冬舎)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

家庭でこのスキルを育むには、子どもがYouTubeやネットで見聞きした情報を話してくれたとき、「へー、そうなんだ」と受動的に終わらせず、ゲーム感覚で「ソースの確認」を促すことが有効です。

・発信者の確認:「それって面白いね! 誰が言ってたの? 専門家かな? それともただの噂?」

これは情報の「出典や発信元の確認」を促す問いかけです。

・多角的な検証:「別のニュースサイトではなんて書いてるの? 海外のサイトも調べてみたら?」

これは情報の「偏り」を防ぐための問いかけです。

証拠・事実の確認:「その話の根拠(データ)はどこにあるのかな? 映像があるなら、それはいつ、どこで撮られたもの?」

これは、情報の「裏付け」や「正確さ」を検証するための問いかけです。

決して「嘘でしょう?」と否定するのではなく、情報の正確性を確かめる習慣をつくるチャンスだととらえてください。親自身がスマホを片手に、「へえ、この記事にはこう書いてあるけど、こっちのサイトだと違うことが書いてあるよ。どっちが本当だろう?」と実演してみせるのもよいでしょう。この習慣により、子どもは情報を鵜呑みにせず、「事実(ファクト)」と「意見(オピニオン)」を区別し、情報の背後にある意図を読み解く「知的防衛力」を身につけていきます。

井上 顕滋 非認知能力開発の専門家 / Five Keys代表

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いのうえ けんじ / Kenji Inoue

1970年生まれ。心理学・脳科学をベースに、20年以上にわたり子どもから経営者まで「人の可能性を引き出す指導」を行っている。自らも経営者として30年以上の部下育成経験を持ち、心理学と脳科学を融合させた独自の能力開発メソッドを確立。

教育・育成実績:2011年、未来の成功者を育てるため、日本初となる小学生対象の非認知能力開発専門塾「Five Keys」を創設(現代表)。これまでのべ6万人以上の子ども、保護者を指導してきた。また、2015年には非営利型一般財団法人 日本リーダー育成推進協会(JLDA)を創設し、現在は特別顧問を務める。

2004年にリザルトデザイン株式会社を設立。これまでに3,000社以上の企業で経営者・幹部への指導・研修を実施し、「1年間で離職率を8分の1に改善」「2年間で経常利益26.8倍を達成」「営業成約率を平均31.9%向上」させるなど圧倒的な実績を持つ。 さらに、エグゼクティブコーチやメンタルトレーナーとして、プロスポーツ選手のサポートも手掛けている。

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