一蓮托生!?50代女子が"初雪山登山"でまさかの緊急事態――「景色が違う」「道間違った」におののく2人が生還するまで

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私たちは、Sさんを先頭に来た道を登り始めました。すぐに息が上がってきます。

「ロープウェイの時間に間に合わなかったら、どうなりますか」

私は、はあはあと息を切らせながら、聞きました。

「歩いて降りるか……」

Sさんが言いかけたのを、「いや、無理です!」と即座に拒否しました。

「昼ごはんを食べた山荘に、泊まらせてもらいましょう」

私は、万一のときはそれしかないと思いました。ただ休日前で混んでいるため、きっと部屋は余っていないだろうから、床で寝させてもらうなどするしかないことも同時に覚悟しました。

「そうだね。まあ、間に合うかもしれないから頑張って急ごう。ロープウェイの時間を確認してみる」

無事に帰れるかの瀬戸際

Sさんはスマホを取り出して、再度調べ物を始めました。一刻を争うけど、16時と書いてあったけど、もしかしたら私の見間違いで18時までかもしれないし……。

「やっぱり16時か……」

落胆の声に私も落胆すると、

「いや、下りの最終は16時半って書いてある!」

「え!?」

「16時半なら、急げばきっと間に合うよ。頑張ろう」

よかった! ここで30分の余裕ができたのは大きいです。私たちは再び山の雪道を登り始めました。

どうして調子に乗ってハイスピードで降りてきてしまったのかと、後悔しながらしばらく無言で歩きました。やっぱり上りは苦しいです。でも、無事に帰れるかどうかの瀬戸際。限界まで無理をして歩みを進めました。会話をする余裕もないまま、黙々と歩みを進めます。

「あ、道標が見えた!」

苦しい息の下、地面をにらみながら歩いていた私は、Sさんの声で顔を上げました。道標が見えます。

「やった! スタート地点に戻った……」

よかった、なんとか頂上付近の分岐点まで戻れました。

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