Sさんは湯呑みを置き、腰を上げました。私たちは食堂を出て、目の前の山道を登っていきました。
何人もが通った足跡はあるけど、完全に踏み固められているわけではなく、真っさらに積もった雪をズボリと踏み抜くことは何度もありました。
ぎゅっ、ぎゅっ、と音を鳴らしながら一歩一歩踏み出します。面白いけど、やっぱり普通の土の上を歩くよりは負担があります。上りじゃなければそれほどでもないんですが、やはりちょっと太めの50代はすぐに息が上がってしまいます。
それでも、なんとか頂上に着いたのは、15時より前でした。
連なる雪山の眺めに感動!
「おー」と、思わず声を上げてしまったほどの、山頂からの眺め。見渡すと360度、遠くに雪を被った山々が連なっています。
「見晴らしいいでしょう。ここは」
Sさんもテンションが上がっている様子です。山頂にいた若者グループの真似をして、「入笠山頂・標高1955m」と書かれた看板を持って写真を撮ったりして、しばしはしゃぎました。





















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