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キャリア・教育 #近視は病気です

「いい場」での外遊びは子どもの目にもいい--ママ・パパが意外と知らない「近視」と「遺伝」と「外遊び」の関係

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逢澤氏は将来はiibaとして公園や施設も手がけたいと話す(写真はいずれも本人提供)
  • 逢澤 奈菜 iiba代表取締役CEO
  • 窪田 良 医師、医学博士、窪田製薬ホールディングスCEO
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逢澤:近視の予防を考えたとき、子どもが外にいる時間はどれぐらい取るべきなのですか?

窪田:私は長ければ長いほどいいと考えていますが、目安としては2時間ぐらい外にいればいいとされています。

逢澤:私は小さい頃に弱視の診断をうけて、かなり分厚いメガネをかけて視力を出したという経験があります。目の良しあしは遺伝するのでしょうか。

目の良しあしに遺伝的要素は低い

窪田:それを心配される親御さんはとても多く、私もよくご質問を受けます。過去には近視は遺伝的要素が大きいとされていたこともありました。すべての疾患は多様な要素が関わり合って発生するものですが、近視は環境で変えられるといわれています。つまり、実は遺伝的要素が低いのです。人間は意外と近視になりにくくプログラムされているのに、現在は20歳代の人の9割が近視になっている。これは異常事態です。

「軽い近視ぐらいいいじゃないか」と思っていても、それが将来の緑内障や網膜剥離のリスクを高めてしまうのです。子どもの頃から一定時間を外で過ごしたり、私が手がけたクボタグラスを使ったりすることで近視は予防できるということを、ぜひ多くの人に知っていただきたいです。

逢澤:先生のお話を聞くまで、私も近視が防げるものだとは知りませんでした。同じようなパパ・ママはまだまだ多いと思います。外にお出かけするためのきっかけとしても大切な情報だと思うので、こうした知識も子育て世帯に届けていきたいと思います。

窪田:iibaを使っている方にも、まずは一度お聞きしてみたいですね。外遊びが近視予防にいいということを、一体どれぐらいの人が知っているのか。ほとんど知られていなかったらショックを受けてしまうと思いますが(笑)。

ご自身の原体験をきっかけに奮起し、必要な情報を必要な人に届けようと起業された逢澤さんのマインドは素晴らしい。私もパワーをいただいたように思います。

(構成:鈴木絢子)

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