1日1万歩も不要!"肝臓と腎臓"両方を守る歩き方→「血液サラサラ」と「筋肉量キープ」がポイント

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もっとも、みなさんの中には「日々まとまった時間をとって行う運動」に対して敷居の高さを感じている方もいるかもしれません。そこで、日常生活の「隙間時間」や「何かのついで」に行える「ちょこっと運動」も紹介しておきましょう。

私のおすすめは食後に行う「1分間もも上げ」、もしくは食後の「2~3分ウォーキング」です。これらは読んで字のごとく「食後にその場で1分間、太ももを高く上げ下げする」「食後に早足で2~3分ウォーキング」するというだけの「ちょこっと運動」。こんな少しの運動で効果があるのかと思う方もいるでしょうが、これらを行うとエネルギーが消費されて、食後に上昇し始めた血糖値がボーンと下がるのです。血糖値上昇を抑えられればインスリンの分泌も抑えられ、余剰ブドウ糖が中性脂肪に変換されるのを防ぐことができます。

ただ、血糖値が上がり出すタイミングで行うのが大事なので、必ず食後5~10分後に体を動かすようにしてください。日々習慣にすれば、脂肪肝や肥満を解消したり肝機能や腎機能をキープしたりするのに大いに役立つはずです。

「手足ぶるぶる体操」&「かかとの上げ下ろし」

それと、朝の起床後と夜の就寝前には「手足ぶるぶる体操」を行うのをおすすめします。これは、仰向けの姿勢で両手足を持ち上げ、1~2分間ぶるぶると細かく震わせる体操。これを行うと手足の末梢の血管が開いて全身の血行循環がよくなります。朝は心身をすっきり目覚めさせられますし、夜はぐっすり眠れることにつながるので、起床後と就寝前のルーティーンにしてしまうといいのではないでしょうか。

さらに、日中、いつでもどこでも気軽にできて、高い効果を上げられる究極の隙間時間運動が「かかとの上げ下ろし」です。これを行うと、ふくらはぎの筋肉が収縮し、筋肉のポンプ作用が働いて血液が上体へ押し出されます。「通勤電車内で吊革につかまりながら」「オフィスでエレベーターを待っているとき」「家のキッチンでお皿を洗いながら」「リビングでテレビやスマホを眺めながら」といったように習慣づけていけば、日々血行が促され、筋肉も刺激されて、肝臓や腎臓にかなりの好影響をもたらしてくれることでしょう。

先述したように肝臓と腎臓は「血流が命」の臓器です。「血液」と「筋肉」というふたつの土台が整って血流がよどみなく流れるようになれば、肝臓も腎臓もおのずと本来の働きを取り戻すようになっていくはず。ぜひみなさんも、日常の小さな行動や習慣を見直して血液の流れを改善させていってください。そして、この先の人生、肝臓と腎臓の機能を末永く維持していくようにしましょう。

手足ぶるぶる体操&かかとの上げ下ろし
手足ぶるぶる体操&かかとの上げ下ろし(図解:『長生きしたけりゃ、肝臓と腎臓を同時に整えなさい』より)
栗原 毅 栗原クリニック東京・日本橋院長

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くりはら たけし / Takeshi Kurihara

医学博士。北里大学医学部卒業。慶應義塾大学大学院特任教授、東京女子医科大学教授を歴任。2008年、メタボリックシンドロームや糖尿病などの生活習慣病の予防と治療を目的とした栗原クリニック東京・日本橋を開院。「血液サラサラ」の提唱者の1人でもある。主な著書・監修書に、『決定版!内臓脂肪を落とす名医のワザ』『ズボラでも中性脂肪・コレステロールは下げられる!』(ともに宝島社)、『栗原式 書いて下げる魔法の血圧手帳』(笠倉出版社)、『お茶のすごい健康長寿力 高血糖、高血圧、肥満、内臓脂肪から免疫力、認知症、不眠、イライラまで効く!』(主婦の友社)など多数
 

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