「熱闘甲子園をわざわざ録画してる」 世の中に刺さるテーマはどう決める? 人気マンガ編集者の"意外な情報源"
林:人の業が見えるから、犯罪のニュースは好きですね。変なニュースを追いかけていると、だんだん変なニュースがサジェストされるようになるんですよ。その中で「何これ?」と思うようなニュースと出会ったら、それはほかの人も「何これ?」と思うような気づきだから、一応頭の中でメモってます。
石井:そういったストックが漫画に活かせるとか。
林:違和感のあるニュースはそれだけでフックになるから漫画になる可能性があるし、ワンシーンの参考になるかもしれないと思いますね。だから僕、『熱闘甲子園』(※2)も好きで、わざわざ録画して見てるんです。
石井:それは知らなかったかもしれない。
林:30分の番組の中に3つぐらいのドラマがあって、日本人が好きな感動物語のパターンがそこに詰まってるんです。
石井:ってことは、それ見てひとつも泣いてないですね(笑)。
林:泣かないです。でも若い人も見ているってことは、若い人の感性に刺さっているわけだし、勉強になって面白いから好きですね。あと、高校球児やマネージャーのリアルの表情が見られるのも良くて。僕はドキュメンタリーも大好きなので。
(※1)NPO法人・本屋大賞実行委員会が運営する文学賞。ノミネート作品および受賞作は、新刊を扱う書店の書店員の投票によって決まる。
(※2)朝日放送テレビとテレビ朝日の共同制作による、全国高校野球選手権大会期間中に放送される同大会のダイジェスト・ドキュメンタリー番組。
やるべきことを見定めて解決していけばいい
石井:林さんは、先のことってどれくらい考えているんですか。
林:3年くらいじゃないでしょうか。今動いているものは別として、先が見えなすぎてどうなっているか何もわからないので。一応、現状での理想というか、「この先こうしたいな」というイメージの種は社員とも共有しています。それが達成できるかどうか怪しいんですけど。
石井:林さんのやりたいことといえば、『イナズマフラッシュ』的には、山田兼司さんと映画を作るという話などがあります。林さんとしても、やったことのないことをやりたいという欲求はありますよね。



















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