「サルの群れ入れは難しい」 世界中から来園者殺到…人気の子ザル《パンチくん》飼育員が語る「"誤解されている"現実」
このとき飼育担当者らは、「パンチくんにやさしくしてくれるサル」も観察していたそうだ。
「『この子ならやさしく接してくれる』というサルを見極め、パンチと一定期間同居をさせました。パンチは怖がることなく平気だったため、『これなら思い切って群れに戻せるな』と。ミーティングをして群れ入れの日が決まりました」
群れ入れには、パンチくんの様子はもちろん、受け入れるサルたちの性格や状態も関係する。飼育員は、普段から60頭近い群れのサルたちを観察している。
温和な空気が保たれるようにサルたちの精神状態をうまく導くことも飼育員の手腕であり、群れに戻す「タイミングを見る力」も飼育員には大切だという。
“無邪気で活発”なパンチくんの強み
群れに入ってから、ほかのサルたちはパンチくんに手加減をしながら接しているようだ。「むしろやさしい」という声もある。安永さんはパンチくんの様子をこう話した。
「当初飼育員たちが気にしたのは、パンチがオドオドしてしまわないかということでした。そうなると群れになじみにくくなります。でもパンチは無邪気に、そして活発に生活していますね。パンチのへこたれない性格がうまくいく最大のカギかもしれません」
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