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「サルの群れ入れは難しい」 世界中から来園者殺到…人気の子ザル《パンチくん》飼育員が語る「"誤解されている"現実」

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このとき飼育担当者らは、「パンチくんにやさしくしてくれるサル」も観察していたそうだ。

「『この子ならやさしく接してくれる』というサルを見極め、パンチと一定期間同居をさせました。パンチは怖がることなく平気だったため、『これなら思い切って群れに戻せるな』と。ミーティングをして群れ入れの日が決まりました」

岩陰で大人のサルたちのそばに寄り添うパンチくん(撮影:尾形文繁)

群れ入れには、パンチくんの様子はもちろん、受け入れるサルたちの性格や状態も関係する。飼育員は、普段から60頭近い群れのサルたちを観察している。

温和な空気が保たれるようにサルたちの精神状態をうまく導くことも飼育員の手腕であり、群れに戻す「タイミングを見る力」も飼育員には大切だという。

給餌を行う飼育員。この間にもサルたちの様子をつぶさに観察している(撮影:尾形文繁)

“無邪気で活発”なパンチくんの強み

群れに入ってから、ほかのサルたちはパンチくんに手加減をしながら接しているようだ。「むしろやさしい」という声もある。安永さんはパンチくんの様子をこう話した。

「当初飼育員たちが気にしたのは、パンチがオドオドしてしまわないかということでした。そうなると群れになじみにくくなります。でもパンチは無邪気に、そして活発に生活していますね。パンチのへこたれない性格がうまくいく最大のカギかもしれません」

サル山を駆け回り、元気よく遊ぶ姿が見られた(撮影:尾形文繁)
【後編にもかわいい写真がいっぱい! 続きを読む→→】パンチくん人気で来園者殺到! 「市川市動植物園」飼育員たちの奮闘…56頭のサルがいる岩山の《"奥深き"住まい事情》

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