「スマホ即回収」アメリカで絶望の別室送り100分間の一部始終…その後は航空ファンの聖地「飛行機の墓場」へ

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筆者がグーグルマップ上にあるループ線の展望台に到着したところ、運よく列車の汽笛が響き、低速の貨物列車が長大編成を引き連れて峠を上がってくるところだった。長さは1kmに満たなかったが、それでも前方に3重連、後方に2重連という日本では考えられない強力な布陣で、隠れた鉄道大国アメリカの底力を見せつけられた。

なお、貨物列車の時刻表は公開されていないが、テハチャピにある鉄道博物館など、いくつかの近隣のスポットにライブカメラがあり、それを参考に列車の通過を予測することができる。

飛行機の墓場へ

テハチャピから車で30分ほど移動したところにあるのがモハーベ空港だ。ここは砂漠の乾燥した気候を生かした「飛行機の墓場」として知られている。飛行機がびっしり並べられた写真や映像を見た人は少なくないのではないだろうか。

実はこの墓場を堪能するには、小型機などで上から俯瞰するのがベストだが、もちろんそんな選択肢は予算の都合上とれない。

毎月第3土曜日の10~14時には「プレーン・クレイジー・サタデー」という無料イベントが開催されるが、日程が合わず、筆者が訪れた日は、空港内にあり、誰でも入れる「ボイジャー・レストラン」から遠めに放置された機体の姿を眺めるのみ。望遠レンズがあれば別だが、スマホのカメラではどうしようもない。他にゲストもおらず、静寂が支配するなか、F-35戦闘機が轟音を響かせて離陸していった。

モハーべ空港内の「ボイジャー・レストラン」から「飛行機の墓場」を遠望する(筆者撮影)

モハーべ空港の正式名称は「Mojave Air and Space Port」。つまり航空宇宙港なのだ。

ヴァージン・ギャラクティック社の前の通りは「SPACESHIP LANDING WAY」だし、空中からロケットを打ち出すための世界最大の飛行機ストラトローンチ社のROCもここを拠点の空港としている。ROCは巨大な格納庫に入っていてみられなかったが、代わりに同社のB747はあった。

ヴァージン・ギャラクティック社の前の通りは「SPACESHIP LANDING WAY」(筆者撮影)

モハーベ周辺は、飛行機好きには聖地だろう。ジョー・デイビス・ヘリテージエアパークでは、かつて背中にスペースシャトルを載せていたNASAのB747(1973年から1988年までは日本航空機だった)が展示されていたし、お隣のブラックバード・エアパークでは、1976年にジェット機として世界最速のマッハ3.3を記録した(いまだにその記録はやぶられていない)偵察機SR-71が2機仲良く並んでいる。これらがすべて無料で自由に見学できるのだ。

かつて背中にスペースシャトルを載せていたNASAのB747。NASAの前はJALで活躍していた。ジョー・デイビス・ヘリテージエアパークにて(筆者撮影)
ジョー・デイビス・ヘリテージエアパークに隣接するブラックバード・エアパークでは、世界最速の偵察機SR-71を間近にみられる(筆者撮影)

また、現在エドワーズ空軍基地内にある空軍飛行試験博物館は軍関係者しか入れないが、2026年中にオープンする予定の新博物館は誰でも入れるようになるらしい。

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