「スマホ即回収」アメリカで絶望の別室送り100分間の一部始終…その後は航空ファンの聖地「飛行機の墓場」へ

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このエリアの魅力は飛行機だけではない。ハリウッドから比較的近い砂漠ということで、古くからロケ地として活用されてきた。筆者が訪れたのが映画「キルビル」「ターミネーター」などのロケ地となった「The Kill Bill Church」。

(左)映画「キルビル」「ターミネーター」などのロケ地となった「The Kill Bill Church」、(右)「The Kill Bill Church」から扉越しに高さ2867mのベーデン=パウエル山が聳えている姿が印象的だった(筆者撮影)

「キルビル」冒頭の結婚式の悲劇的なシーンに使われたこの建物は、もともとは病院として建てられたものをハリウッドが撮影用にさまざまな映画で使用してきた。高齢の男性が個人で管理しており、訪ねるとカギを開けて、簡単な解説をしてくれる。男性曰く世界中からゲストがやってくると話していたが、ゲストブックをみると、前々日に2人訪れて以来のようだった。

モハーべ空港との違い

飛行機の墓場といえばモハーべ空港が有名だが、その近くのビクタービル(サザン・カリフォルニア・ロジスティックス空港)もJAL・ANAを含めて退役機が多い。モハーべ空港とは異なり、こちらはレンタカーがあれば、機体の近くまで近寄ることができる。

ビクタービル(サザン・カリフォルニア・ロジスティックス空港)も飛行機の墓場として有名。こちらは機体の近くで観察することができる(筆者撮影)

2026年2月にはANAトラベラーズがビクタービルへのツアーを催行したが、ロサンゼルスからの現地発でも98万円~という価格。筆者はロサンゼルスからレンタカーを借りて、レンタカー代とガソリン代、ホテルの宿泊費を合わせて約4万円だった。もちろんツアーとは異なり、フェンスの外から飛行機を眺めるだけだったのだが…。

再び車を飛ばしてレンタカーを返却し、ロサンゼルス在住の長年の友人K氏とロサンゼルス国際空港近くの「プラウドバード」へ。ここは飛行機をテーマにしたフードコートで家族連れに人気がある。夕暮れのなか、間髪を入れずに飛来する着陸機を肴に昔話に花が咲く。

ロサンゼルス国際空港近くの「プラウドバード」。着陸機を眺めながら飲食できる(筆者撮影)

アメリカが航空大国なのはよく知られたことだが、この短期間の滞在でも、痛感することとなった。今回は時間切れで行けなかったが、モハーベなどのエリアからロサンゼルスに戻る途中にあるプレーンズ・オブ・フェイム航空博物館には、零戦が動態保存されている。また機会をつくって訪れてみたい。「ゼロ戦」を見たいなどと入国審査で言ったら、また別室送りになってしまうかもしれないが…。

早朝のロサンゼルス国際空港にて(筆者撮影)
横田行きのパトリオット・エクスプレスの便名が見える。横田、岩国、嘉手納に飛んだ人間は日本入国者にはカウントされない(筆者撮影)
アラスカ航空(手前)とハワイアン航空(奥)の合併にともない、2026年4月22日にハワイアン航空がワンワールドに加盟する。写真はシアトル空港にて(筆者撮影)
橋賀 秀紀 トラベルジャーナリスト

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はしが・ひでき / Hideki Hashiga

東京都出身の50代。早稲田大学卒業。「3日休めれば海外」というルールを定め、ほぼ月1回の頻度で海外旅行に出かける。訪問国は135カ国(2026年2月現在)。

著書に『世界一周航空券バイブル』・『ビジネスクラスで行く!50代からの世界一周旅行(共著)』(ともにイカロス出版)など。『週刊東洋経済』で「サラリーマン弾丸紀行」を連載した。Yahoo!ニュース エキスパート。記事の内容についてのお問い合わせ・取材の依頼などについてはこちら(hashigahideki@gmail.com)まで。

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