どんなに苦手でもキャリア形成には欠かせない…「上司との対話」を後回しにした彼が支払った代償

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上司との対話を後回しにしたことで、選択肢を狭めた例もあります。

30代後半のBさんは、自分の仕事に違和感がありながらも、「違う仕事に興味があると伝えたら評価が下がるのではないか」「忙しい上司に話すほどのことではない」「上司は自分の気持ちを理解してくれているはず」と考え、上司との対話を先送りにしていました。

「できるが、やりたくない業務」をあてがわれてしまう

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その後、組織改編が行われ、役割の見直しが進む中で、Bさんがやりたかった業務は他の人が担当することになり、Bさんは「できるが、やりたくない業務」を続行することになりました。

上司はBさんの「やりたい」という気持ちは理解できなくても、「できる」というスキルは理解していたので、「できる仕事」を善意で割り振っただけかもしれません。

Bさんは後日のキャリアカウンセリングで、「半年前に1度でも、自分の考えを言葉にして伝えていれば、違う可能性があったかもしれない」と感じたそうです。

キャリアは、何かが起きてから考えるものではありません。あらかじめ考えて周囲に伝えておくことで初めて、実現できる確率が高くなります。

そのためにも欠かせないのが、自分から働きかける上司との対話なのです。

難波 猛 マンパワーグループ株式会社シニアコンサルタント

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なんば たけし / Takeshi Nanba

プロティアン・キャリア協会認定アンバサダー/人事実践科学会議事務局長/日本心理的資本協会理事/NPO法人CRファクトリー特別アドバイザー

1974年生まれ。早稲田大学卒業、出版社、求人広告代理店を経て2007年より現職。研修講師、コンサルタントとして4,000名以上のキャリア開発施策、3,000名以上の管理者トレーニング、100社以上の人員施策プロジェクトのコンサルティング等を担当。セミナー講師、大学講師、官公庁事業におけるプロジェクト責任者も歴任。

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