どんなに苦手でもキャリア形成には欠かせない…「上司との対話」を後回しにした彼が支払った代償

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あなたが次にどんな仕事に挑戦できるか、会社が自分に何を期待しているのか、どんな経験を積むチャンスがあるのか、何を伸ばすと評価が上がるのか。上司ほど、あなたのキャリアを左右する情報をダイレクトに握っている人はいないと言っても過言ではありません。

そんな上司を避ける、嫌う、対立することは必要な情報・支援・機会が手に入るメリットを自ら放棄することになります。

だからといって、無理して上司に気に入られましょうとか、媚びを売りましょう、飲み会で率先して酌をしましょうということではありません。

上司と対話する目的は、あくまでも自分のキャリアを良い方向にコントロールするためです。

「キャリア自律」は上司と対等な関係になることから

会社がキャリア自律を重視する時代になった今、上司もまた部下のキャリアを支援することが役割として付与されています。むしろ、上司から積極的に「どう考えている?」「どんな経験を積みたい?」と対話を求められるケースも珍しくありません。

その際に必要になるのが「ボスマネジメント」です。

ボスマネジメントと聞くと、「上司をうまくコントロールする」「自分の都合の良いように説得する」「お世辞を言って上司の機嫌を取る」といったイメージを持たれるかもしれませんが、上司を操縦して自分の立場を優位にするものでも、表面上無難な関係を築く手練手管でもありません。

ボスマネジメントとは、上司と真面目に対話し、お互いにWin-Winの状態をつくるスキルです。言い換えると、お互いの目的を達成するために、建設的な対話や交渉を行うということです。

建設的な対話とは、たとえば次のようなものになります。

上司は「納期厳守」を最優先にしていて、部下には細かな品質よりもスピードを求めていました。一方、部下は「品質管理」を重視していて、現状の進め方では品質面のリスクが高まることに不安を感じていました。

ここで、部下が上司に「無理です」「不安です」と感情的・感覚的に伝えたところで、「この部下は消極的だ」と感じて上司が対処してくれることはありません。

そこで部下は、上司の意図を受け入れたうえで、次のように提案をします。

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