スーパースポーツカーの4WD化を進めた立役者 ランボルギーニ最新モデル「テメラリオ/ウルスSE」雪上での実力

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六角形をモチーフにしたデザインが特徴的なテメラリオのインテリア
六角形をモチーフにしたデザインが特徴的なテメラリオのインテリア(写真:Lamborghini)

車両解説の部分で申し上げたとおり、テメラリオは前輪をモーターで駆動する電気式4WDを採用している。しかも、ランボルギーニが4WDの開発に着手したのは昨日今日のことではなく、スーパースポーツカー用に限っても30年以上の歴史を有しているのだ。ちなみに、ランボルギーニが初めてリリースした4WDスーパースポーツカーは「ディアブロVT」で、そのデビューは1993年のことだった。

当時はまだ、4WDのスーパースポーツカーを製品化するブランドはランボルギーニ以外にほとんどなかったが、彼らはいち早く4WDの技術的優位性に気づき、着々とその開発を進めていたのである。

増大するパワーに対する“4WD”という回答

雪上での試乗シーン
雪上での試乗シーン(写真:Lamborghini)

なぜ、4WDはスーパースポーツカーにも有用なのか?

これまでスーパースポーツカーの多くは後輪駆動だった。しかし、エンジンの最高出力が600psを超え、800psに迫るようになってくると、どんなにワイドなリアタイヤを履かせたところで、2輪だけでこの強大なパワーを路面に伝えるのは困難。そこで昨今は1000psクラスのスーパースポーツカーには駆動方式に4WDを採り入れるケースが増えてきたのだ。

仮に最高出力が1000psだとすると、後輪駆動の場合は1本の駆動輪が受け持つ出力が500psとなるのに対して、4WDであればこれが平均250psになるのだからタイヤに余裕が生まれるのは当然のこと。じつは、タイヤには縦方向(加速もしくは減速の方向)に大きな仕事をさせると横方向(コーナリング方向)のグリップが低下する傾向があり、クルマが不安定な状態に陥る恐れがある。急ブレーキをかけたときにクルマが不安定になるのは、これが原因である。

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