塾・習い事にお金をかけすぎるのは「無意味」?塾なしで東大推薦入試合格の息子を育てた母が考える「迷った時のルール」
当時、世間で教育ブームが高まっていたことも追い風となった。ただ、キリ君の顔をネットに出すのは、キリ君が大学生になった時点でやめることにした。理由は「これからの息子の人生に、なるべく迷惑がかからないようにというのと、息子には(おうち英語・おうち算数関連で)もう十分お世話になったから、『ありがとう』ということで今後は出さないことに決めました」
昔の自分に「心配しなくても大丈夫」と言ってあげたい
最後に、育児を振り返って今思うことを伺った。おうち英語に関しては、喜田さんが子育てをしていた頃と比べて、今はYouTubeや高度なアプリなど便利なツールに溢れているため「ハードルは当時よりずっと低いんじゃないかな」と語る。
しかし、いくら喜田さんが“自分の期待を押し付けないタイプ”だったとはいえ、ゴールの見えないおうち英語は「ずっと長いトンネルを歩いているような感覚だった」という。おうち英語が実を結ぶ日は本当に来るのかと、信じてはいたが不安もゼロではなかった。
「だから、昔の自分には『そんなに心配しなくても大丈夫だよ』と言ってあげたいかな」
筆者も含め、育児の当事者はとにかく目の前のことに必死で、日々をやり過ごしている親も多いだろう。忙しい日々の中で、自分の関わりが子どもにとって正解かどうか不安になる時もあるが、その答えは何十年経ってからでないとわからない。あるいは一生出ない答えなのかもしれない。
だが、喜田さんの育児から学べることは多くある。心が揺れるたび、一旦立ち止まって「子どもと自分の心の境界線を保つ」「子どものためになるかどうかを軸に判断する」ことができているかを見つめ直す。それを繰り返していけば、少なくとも良い親子関係が築けるのではないだろうか。
喜田さんは「一番近くにいる親が、その子の良いところを最も理解し、本人に丁寧に伝え続けることが大切なことなのでは」と最近になって感じているそうだ。その行為の中に、子育てにおいて大切なことの全てが詰まっているのかもしれない。
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