塾・習い事にお金をかけすぎるのは「無意味」?塾なしで東大推薦入試合格の息子を育てた母が考える「迷った時のルール」
「息子が小2の頃、おうち英語について『それはたまたま息子に才能があったからだろう』というコメントがつき、大炎上したことがあったんです。私は『(そういうコメントをする人は)自分の子どものセンスや才能を信じていないのだろうか。子どもの才能は、親が早々に決めてしまうことではないのに』と憤りを感じました」
当時、喜田さんは英語に加えて算数育児を始めたばかりだった。キリ君の算数のレベルはまだ、喜田さんから見てもごく平均的な水準だと感じていた。
「じゃあ、もしこれで私(親)の働きかけによって息子の算数の能力が伸びたら、子どもの才能は親の働きかけ次第だということが証明できるかも!と一気にやる気がでました」
結果として、キリ君は喜田さんの予想を超える勢いで才能を開花させ、塾に頼ることなく東大推薦入試に合格した。この出来事を受けて、喜田さんは自分のやり方に自信を深めた。
2つ目の転機は、ブログで「キリ君の顔出しをすること」に決めたこと。ブログを始めてからはずっと「息子の人生に関わってはいけない」と思い、絶対に顔出しはしないと決めていた。にもかかわらず、顔出しを決めたきっかけになったのは東日本大震災だった。
震災前まで喜田さんは「もし息子の希望する大学が関西より遠いエリアだったら、学費と一人暮らしの費用を用意することができるだろうか? ましてや海外だったら、絶対に叶えてあげられない」と考えていた。決して経済状況が逼迫していたわけではないが、現実的にはかなり厳しいと感じていたという。
キリ君が生まれてから才能の芽を大切に伸ばし続けてきた喜田さんにとって、それはかなり悩ましいボトルネックだったに違いない。しかし、キリ君が小学校高学年の頃に起こった東日本大震災を機に、喜田さんの考え方は大きく変化した。
「人間はいつ死ぬかわからないんだ。だったら、今やれることをやってみてもいいんじゃないか。失敗しても良い。怖がってばかりいたら未来は開けない。少しの希望にかけて、できることを全部してみよう。ふがいない親で申し訳ないけど、私と息子の顔を出してみよう。何かが開くかもしれない」
顔出ししてまもなく、書籍化の依頼が来た
本名は出さなくても、顔をネットに公表すればある程度のリスクは覚悟しなければならない。それも踏まえて、喜田さんはキリ君に自分の思いを話した。するとキリ君はあっさり、「俺は全然かまへん」と返答したという。
「すると、息子の顔を公表してまもなく、書籍化の依頼が来たんです。『顔を出す意思がある』と思ってくれたんでしょうね」





















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