隈研吾事務所監修「佐野PA」はどう変わったか? 下り線に続き上り線が2年ごしのリニューアル

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しかし、そのもうひとつの看板メニューである餃子をラーメンと一緒に提供すると、調理時間の違いから提供時間が遅れがちになってしまう。

そこで、餃子は「くろはかま亭」で「ようすけ餃子定食」として提供する形にするなど、きめ細かな配慮がなされている。

「ようすけplus」で提供される佐野ラーメン(筆者撮影)

また、麺類が基本の「みかも庵」では、佐野が発祥の大根そばと鹿沼市の特産であるニラを使った「大根そばとニラそばの合盛り(うどんもあり)」や、「きつねとたぬきの化かし合い(そば、うどん)」といったメニューを用意。

また、レストランの方では「ようすけ」とは別の佐野ラーメンが提供されている。

実は近年、高速道路の休憩施設では、効率化によりレストランをなくしてフードコートのみにするところが増えているが(佐野SA下り側もそのスタイル)、今回のリニューアルではあえてレストランを残した。

両者は区切られているものの、お互いによく見えるように空間は共有されており、一体感が感じられる珍しいスタイルだ。

手前がフードコート、奥がレストランと、同じ空間を共有している(筆者撮影)

フードコートは手軽だが、料理を取りに行くのもトレーや食器の返却もセルフスタイルで、客が頻繁に動き回って落ち着かない。きちんとテーブルで注文し、店員が料理や食器の上げ下げをするレストランの良さを残す意図なのだという。

ただし、そうはいっても佐野SAは市街地とは離れた場所にあるため、人手の確保は容易ではない。そこで、タブレットでの注文や配膳の一部は自動走行ロボットを導入するなど、省力化も行われている。

物販コーナーに立ちはだかる「らーめんウォール」

飲食コーナーと同じくらいの広さがある物販コーナーの品揃えは、NEXCO東日本管内の休憩施設でもトップクラスとのことだが、何といっても目立つのは「らーめんウォール(ラーメンの壁)」である。

物販コーナーに設けられた「ラーメンの壁」(写真:NEXCO東日本エリアトラクト)

一足先にリニューアルした下り線でも、お土産品の佐野ラーメンの売り場は広かったが、今回の上り側では「らーめんの里」と銘打って30種類以上のお土産用佐野ラーメンを取り揃えるコーナーがあり、圧巻だ。

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