「快活CLUB」「FiT24」「アニヴェルセル」も…AOKIが「スーツの会社」なのに異業態を次々と成功させられた"3つの要因"
前編でも触れたが、快活CLUBは「暗い・汚い・臭い」というネットカフェの負のイメージを払拭することで、新たな顧客層を獲得し、成長につなげてきた。しかし、500店舗という規模でその清潔感を維持し続けるのは、並大抵のことではない。
清掃オペレーションが全業態で活きる
それを可能にしているのが、AOKIグループに根付く「清掃を効率的に行う文化」である。「綺麗に掃除をする」という単純な話ではない。「どのタイミングで、どの動線で清掃を行えば最も効率的か」といったオペレーションが、パート店員やアルバイトスタッフでも実行できるよう標準化されている。
「直営だからこそ、クリンリネスの基準を全店で徹底できる。それが質のバラつきを抑えています」(田村社長)
清掃はコストではなく、顧客満足を支えるインフラ。この思想が当たり前に現場の隅々まで行き渡っているのだ。
そして、これらの仕組みの根底にあるのが、AOKIが創業以来何よりも大切にしてきた「おもてなし」の精神、すなわち「ホスピタリティ」だ。

スーツのフィッティングを介して、顧客の悩みに寄り添い、人生の節目を支えてきたという基盤がある。そこには、AOKI-HDの共通のグループコンセプトである「人々の喜びを創造する」というアイデンティティが、業態が変わっても受け継がれている。
田村社長は、接客力の重要性を説く際、常にこのホスピタリティを強調する。





















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