西武鉄道、45年超のベテランが伝える「事故の教訓」 40年前「異例の大雪の日」に運転した安全の語り部

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多くの負傷者を出した田無事故から40年。村上さんは「運転士だった私のように田無事故当時を臨場感持って伝えられる人は西武鉄道のなかでももう一握りしかいない」と話す。

西武研修センター 安全共育室
廊下には駅のホームを再現。昔のように線路に下りる機会が少なくなったため、ホームのリアルな高さを感じられるようにしている(記者撮影)
【写真をすべて見る】1986年3月23日、「季節外れの大雪」の中、西武新宿線の田無駅構内で発生した列車衝突事故の現場。一般公開していない西武鉄道の研修センター内にある「安全共育室」には2011年の東村山駅構内列車脱線事故を物語る展示も

事故の記憶を風化させない

同社に限らず、鉄道の安全対策は過去の痛ましい事故を教訓に進化を続けてきた。近年では鉄道の現場でも経験豊富な社員が次々と引退を迎え、若手への技術の伝承が課題となっている。

とくに人命にも関わりうる重大事故に関しては、当時を直接知る社員たちの記憶を風化させることなく語り継ぐ仕組み作りが急がれる。

一方で公共交通機関の利用者である私たちも、悪天候時の運転見合わせが過去の事故の反省を踏まえて安全を最優先に考えた結果であることを忘れてはならない。

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橋村 季真 東洋経済 記者

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はしむら きしん / Kishin Hashimura

三重県生まれ。大阪大学文学部卒。経済紙のデジタル部門の記者として、霞が関や永田町から政治・経済ニュースを速報。2018年8月から現職。現地取材にこだわり、全国の交通事業者の取り組みを紹介することに力を入れている。

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