筆者がクリスマス会に到着すると、すでにみんな円卓に集まっていた。
まずは自己紹介タイムだ。せっかくなので名前の他に、それぞれの好きなマンガも教えてもらった。
生徒たちの口から飛び出したマンガのタイトルは、『ベルセルク』『呪術廻戦』『薬屋のひとりごと』『NANA』『HUNTER×HUNTER』『スクールランブル』『BLACK LAGOON』『カゥボーイビバップ』『NARUTO -ナルト-』『ONE PIECE』『黒子のバスケ』など。思っていた以上に、幅広い年代のタイトルがあがった。
筆者が取材中に皆の写真を撮ってもいいか聞くと、一人の生徒が「少し待ってください、親に確認します」。すぐに父親から返信が来た。「なんだって!?日本の取材!?なるべく前に出て写りなさい」。
実はその父親も『北斗の拳』『聖闘士星矢』『ベルサイユのばら』『ドラゴンボール』『ポケットモンスター』を見て育った。その生徒曰く「私のお父さんはフランスの日本のアニメファン、第一世代なのです」。
『ドラえもん』は知らない…
「ところであなたの好きなマンガは何ですか?」
生徒たちに聞かれた筆者は、咄嗟に『ドラえもん』と答えた。しかし、誰も見たことがないと言う。
実はフランスでは、過去に『ドラえもん』の参入を試みたがうまくいかなかった。2024年に再参入し、フランス語版のドラえもんの公式YouTubeがスタートしたばかり。現在、配信プラットフォームが増え始めているらしい。いつかドラえもんについて、フランス人と熱く語り合いたい。一刻も早いドラえもんの普及が待たれる筆者であった。
ドラえもんがいまいち共感を得なかったので「今、『ゴールデンカムイ』を読んでいます」と慌てて付け加えてスマホで検索して絵柄を見せると、一人の少年だけが「あ!知っている」と答えてくれた。
なお、日仏友好160周年にあたる2018年に、フランス語に翻訳された日本のマンガから優秀な作品を選びその翻訳者を顕彰する「小西財団漫画翻訳賞」が設立された。『ゴールデンカムイ』を翻訳したセバスチャン・リュドマン氏は、この賞の第1回グランプリに輝いている。





















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