『GTO』を読んで教師になったフランス人…日本の寺社やとんかつに魅了されるが、「大きなショック」を受けた光景も

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カリムさん
漫画『GTO』を読んだことがきっかけで、数学教師の道を選んだカリムさん(筆者撮影)
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南西フランス・ポーの街に暮らすカリムさんは、フランスの高校の数学教師だ。20歳の時に漫画『GTO』を読んだことが、教師になった理由である。「鬼塚は22歳で、その時の自分とほぼ同じ年でした」とカリムさんは笑う。

『GTO』は、1996年に講談社『週刊少年マガジン』で連載がスタートした。元暴走族の高校教師、主人公の鬼塚英吉は型破りな方法で生徒や学校の問題を解決していく。

フランスでは2001年にフランス語版の単行本が出版され、その後テレビアニメやドラマも放送されている。

「僕はグレート・ティーチャー・オニヅカが、生徒と教師の間に壁はなく、ひとつのチームと捉えている点にとても共感しています。自分の持っている知識を生徒のために喜んで差し出す。同時に自分も生徒たちから学ぶ。その双方向のコミュニケーションが大切です。人間なのでうまくできないこともありますが、僕も日々挑戦しています。それが教師になった理由であり、教育ビジョンですから」

フランスの図書館には漫画もある
フランスの図書館には漫画もある。『GTO』は1〜4巻までは、貸出し中だった(筆者撮影)

フランスの伝説的アニメ番組「Club Dorothée(クラブ・ドロテ)」

日本に興味を持つようになったきっかけは、子供の頃の懐かしい思い出だ。

カリムさんが幼い頃、フランスのテレビでは午前中に「Club Dorothée(クラブ・ドロテ)」という日本のアニメ枠があった。見ていたのは、『ドラゴンボール』『らんま1/2』『美少女戦士セーラームーン』『キャプテン翼』……その時間はテレビにはりつけだった。

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