新年度前に直したい「尊敬語・謙譲語の誤用」5選 ビジネスシーンの頻出ワードだけど、実は間違い言葉だった

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●致す:動詞として使う場合

「準備はこちらが致します」「不徳の致すところです」「私が致します」

●いたす:補助動詞の場合

「よろしくお願いいたします」「ご説明いたします」「ご報告いたします」

「ご承知おきください」をひも解いてみる

間違い言葉②「ご承知おきください」

「ご承知おきください」をひも解くと、次のように構成されています。

●尊敬語の「ご」

●知る、理解することを表す名詞「承知」

●「おく(置く)」の連用形「おき」

●丁寧語の「ください」

言葉自体は敬意を持った表現ですが「前もって知っておいてください」という意味になるため、上から目線で押しつけられた印象を与えることがあります。目上の方や、社外に対しては、使用を控えたほうがよいでしょう。言いかえ例は、

●「ご了承ください」

●「お含みおきください」

●「ご賢察ください」

●「ご容赦ください」(ご迷惑をおかけする場合がある場合)

などがあります。なお、これらの表現も、指示命令表現の「ください」を、依頼表現の「~していただければ幸いです」「~お願い申し上げます」などに変えると、より丁寧さが増します。

間違い言葉③「なるほどですね」

「なるほど」の語源をご存じでしょうか。なるほどは、漢字では「成る程」と書き、もともと「できる限り」という意味です。転じて、「ほかには考えられない」に変わり、さらに「納得できる」などに変化したと言われています。現在は、同意や納得のあいづちで使う方が多いですね。

ビジネスでは「なるほど」はフランクなあいづちと受け取られます。フランクならば、敬語にしようと「なるほどですね」と言う方がいますが、「なるほど」は感嘆詞ですので、「です・ですね」はつきません。文法上、誤った言葉です。

また「なるほど」には、相手の意見を評価する意味がありますので、失礼だと受け取られることがあります。このようなあいづちは、適切な言いかえをする必要があります。適切な言いかえ例は次のとおりです。

●「おっしゃるとおりでございます」

●「左様でございますか」

●「ごもっともです」

●「理解いたしました」

また「○○ということですね」などと、オウム返しをすることも効果的です。

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