「暴政株式会社」が破壊するアメリカの自由と民主主義 資産なき人びとの「絶望死」と「それでも」トランプが支持される深層

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1985年テヘラン生まれのアマーリは、家族とともに13歳でアメリカに移住、法科大学院生時代から有力紙誌に寄稿するようになり、ウォールストリート・ジャーナル紙に採用され欧州駐在の論説委員となった。

対外政策強硬派のネオコンだったが、2016年に無神論からカトリックに改宗した。その頃からトランプ支持のニューライト、その中でも「ポストリベラル」の立場をとり、従来の保守主義の行き過ぎた個人主義や自由主義、経済グローバル化を批判するようになった。

左派の有力論壇誌にも注目される保守論客

アマーリがアメリカの論壇で注目を浴びたのは、2019年に起きた保守系有力誌記者デヴィッド・フレンチ(現在はニューヨーク・タイムズ紙コラムニスト)との論争だ。

ドラァグクイーンによる子供への本の読み聞かせ行事の是非をめぐって、厳しく禁止を求めるアマーリと、保守的立場をとりながらも禁止に慎重なフレンチの論争は大きな反響を呼んだ。

こうした「文化戦争」では強硬な保守でありながら、経済グローバル化など従来の保守経済政策を批判するアマーリは、左右双方から注目を浴びるようになった。

本書では経済面でのアマーリの主張が全面的に繰り広げられており、特に若者に支持が拡がる社会主義系の有力論壇誌にも取り上げられるなどの反響が起きた。

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