高市首相のメンツが陥らせた「予算強行突破」の泥沼、国民民主の反旗と体調不安説で崩壊寸前「年度内成立シナリオ」の行方
国民民主党の協力によって参議院での予算審議の促進と年度内成立を狙っていた高市首相と与党執行部だが、今のところ、参院で一部の無所属議員を取り込むことによる過半数確保の見通しも立っていない。
同党の玉木雄一郎代表は12日夜にBSフジの番組に出演した際、衆院予算委での与党の対応への反発から「反対の方向での結論になる」と語った。同党は13日午前の幹部会で予算案反対を決めたが、そもそも玉木代表は12日までの自民党との協議で「衆院予算委での審議後、1日を追加して16日の採決なら、われわれも賛成する」と伝えていた。
これを踏まえて、自民党内にも「高市首相がメンツにこだわらなければ、16日の円満衆院通過で、参院審議も円滑に進んだはず」(国対幹部)との“恨み節”も出始めている。
ただ、官邸側は「今さら、衆院通過を遅らせて暫定予算を組むという選択はできない」(首相側近)と態度を変えず、最終的に13日の“強行突破”に突き進むことになったのが実情だ。
高市首相の体調不安も新たな波乱要因に
そうした中、新たな波乱要因になりそうなのが、高市首相の体調不安である。高市首相は12日に中東諸国の駐日大使らとの会合を予定していたが、急きょ欠席することを決め、木原稔官房長官が対応した。政府関係者によると、高市首相に風邪の疑いがあり、医務官の治療を受けたうえで、安静を取ることにしたとされる。
ただ、高市首相は13日午前、首相公邸から徒歩で官邸入りし、閣議に出席。木原官房長官はその後の記者会見で「風邪の疑いがあったため、念のため、休息をとった。すでに体調は回復しており、本日の公務は予定どおり」と説明した。
いずれにしても、体調が完全に回復していなくとも13日の衆院本会議や、それに続く衆院予算委を欠席するわけにはいかない。「首相が欠席した形での締めくくり総括質疑などはありえない」(衆院事務局)だけに、与党内にも「13日午後の高市首相の体調次第では、同日中の予算案衆院通過という日程自体が崩壊しかねない」(自民党長老)との不安もなお残っている。
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