「中国地方の鉄道」、現役ローカル線と廃線の記憶 木次線や芸備線など「日本の原風景」を行く列車
JR西日本は、芸備線・備後落合―東城間の営業係数を9945と発表している(22~24年度平均)。つまり、100円稼ぐのに9945円の費用がかかるということだ。人口減少が進む中、鉄道の維持は厳しさを増している。
中国地方の山間部を走るローカル線は、すでに廃止された路線もある。18年には長距離ローカル線だった三江線(三次―江津間、108.1km)が全線廃止となった。
川沿いを行く「消えたローカル線」
三江線はもともと南線と北線に分かれており、全通は1975年と新しい路線だが、昭和50年代に全国のローカル線を取材した時点ですでにかなりの過疎路線であった。沿線風景は日本の山間部のローカル線らしさを感じさせる美しさで、車窓から目を凝らして撮影に適した場所を探したものだ。
可部線の非電化区間だった可部―三段峡間(46.2km、2003年廃止)も渓谷美が印象に残っている区間だ。同区間のうち、可部からかつての河戸駅近くのあき亀山まで約1.6kmは電化路線として17年に復活し、今では通勤路線となっているが、これは快挙であろう。




















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