「いつ打ち合わせにしましょうか?」 目の前にいるのになぜ"チャットで連絡?" 若手の言い分と上司のため息…

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私自身、部下たちとはつねにこれを意識している。たとえば報告書をメールで送るなら、送った後に「今メールで送りましたので、確認お願いします」とひと声かける。日程調整をチャットで送るなら、「チャットに入れておきましたので見てください」と伝える。

テキストで記録を残しつつ、リアルで「つながり」をつくる。このひと手間が、チームの関係を良好に保つのだ。

逆に言えば、目の前にいるのにテキストだけで完結させるのは、関係を悪くする要素にもなる、ということだ。

テキストは「頭をつなぐ」、リアルは「心をつなぐ」

相手が在宅ワークであったり、出張中であったりするならともかく、すぐ近くにいるのなら、

「なぜ面と向かって言わないのか?」

「ひょっとして、何か気まずいことでもあるのか?」

などといった、変な誤解を与えてしまうことになる。

これは非常にもったいない。プラスがなくてもいいが、マイナスを増やす要素があるからだ。近くにいるなら「メール送っておきました」の一言だけでもかけたほうがいいだろう。

テキストコミュニケーションは「頭(理性)をつなぐツール」だ。情報を正確に伝え、記録を残し、効率的に業務を回す。

一方、リアルコミュニケーションは「心(本能)をつなぐツール」である。安心感を与え、共感を生み、創造性を引き出す。

どちらが優れているという話ではない。だが、もし可能なら、両方を組み合わせたほうが間違いはないだろう。「タイパが悪い」と言っても、10分も20分も時間をとられるわけではない。ちょっとした「ひと手間」が良好な関係資産をつくり上げる。そしてその資産が、後々(のちのち)大きなリターンとなって戻ってくるものだ。

テキストで記録を残しつつ、リアルでひと声かける。このシンプルな習慣が、チームのコミュニケーションを活性化させ、エンゲージメントを押し上げる力になると思う。

【この記事の著者・横山信弘氏への仕事のお悩みを募集します!】本連載では、読者の皆様からのご相談を受け付けています。「困った部下・上司・同僚への対応」や「仕事で壁にぶつかったときの対処法」など、さまざまなお悩みをお寄せください。ご協力いただける方は、こちらのフォームからお送りください。
横山 信弘 アタックス・セールス・アソシエイツ 代表取締役会長

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よこやま・のぶひろ / Nobuhiro Yokoyama

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。『絶対達成マインドのつくり方』『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。近著に『トップコンサルタントの「戦略的」勉強法』。

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