ニデック永守重信氏は、どこで道を間違えたのか?自らの虚像に縛られたカリスマ経営者の苦悶
本連載でニデックの会計不正や「永守イズム」の問題点を厳しく追及してきたジャーナリストの竹中明洋氏が、第三者委員会の調査報告書を読み解いた。
「ニデックは永久に不滅です」
第三者委員会から調査報告書がニデックに提出される前日の2月26日、同社創業者の永守重信氏は、名誉会長の職を辞することを同社ホームページで公表した。
「本日をもって、『経営者としての私の物語』にピリオドが打たれます」「ニデックは永久に不滅です」
辞任と同時に公表されたメッセージには、情緒的な言葉が並べ立てられた。会計不正については「世の中を大変お騒がせしておりますが、この点、改めてお詫び申し上げます」「まさに慚愧(ざんき)の至りであり、もって、この際、潔く自ら身を引くことを決意しました」とだけ触れた。
昨年12月に代表取締役グローバルグループ代表から退いた際には自筆の署名入りでコメントを公表したが、今回の署名は印字。よほど慌てていたのだろうか。自ら説明する場をいっさい設けることなく、「まさに潮時です」などとコメントを残しただけで表舞台から姿を消した。





















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