「スピード競争の到達点は?」Amazon国内最大級拠点"驚きの光景" 1日に約60万点出荷→翌日配送のため《徹底的に減らした》もの
棚は、人が待つ「ステーション」と呼ばれる作業エリアに運ばれ、そこで商品の出し入れが行われるという流れになっている。実際に見たことがないと、なかなかイメージしづらい光景かと思うが、例えるなら、インテリマッチョ(ロボット)が巨大な棚を軽々と持ち上げ、床の暗号を読み解きながら縦横無尽に動いている状態だ。迷わないし、ぶつからない。そして必要な人の前でピタリと止まると、棚が光る。「ここに好きなだけ入れるとよい」と言わんばかりに。
千葉みなとFCの在庫数は約1700万点以上、1日の出荷数は約60万点にのぼる。これだけの物量をさばくには、作業を一点に集中させない仕組みが不可欠だ。
同じ商品が別々の棚に収納されることもある
棚入れの工程にも、その考えが徹底されている。商品はジャンルごとに固めて保管されるわけではなく、空いているスペースにランダムに収納される。同一商品が1000個あっても、1点ずつスキャンされ、別々の棚に収納されることもある。
仮に複数の顧客から注文が同時に発生しても、複数の棚から並行してピッキングできるため、特定の棚に作業が集中することを避けられるという。
しかし、ランダムに収納して混乱は生じないのだろうか。
「作業者が商品を入れた位置は、複数のカメラによって感知・記録され、システム上で正確に管理されています。また、センサーによる重量バランスの確認、誤りが生じた際に光で知らせる仕組みなど、人間の判断やミスを極力減らす工夫を取り入れています」
つまり、棚入れ作業者は「どこに保管すべきか」を考える必要はなく、空いている場所に入れることだけに集中すればよい。人の動きに合わせてシステムが最適化されており、判断は極力システム側に委ねられている。その結果、作業の正確性とスピードを同時に確保している。
千葉みなとFCには、約3万台のポッド(棚)と約2600台のドライブ(ロボット)、約200以上のステーション(作業スペース)がある。これらの導入により最大約40%多くの在庫を保管でき、限られたスペースでも商品の品ぞろえを増やすこともできるようになったという。





















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