「あの時、ああすれば…」と後悔する親に決定的に欠けた視点。子育ての反省は、未来へのフィードバックとして処理する

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(3)「加点法」の観察

「まだできないこと」ではなく、「少しずつできるようになったこと」にスポットライトを当てて言葉にする。通常、子育てでは、できない部分が目立つため、イライラや叱り言葉が連発します。それは減点法と同じで、思考のクセになってしまっています。ですから、あえて意識して加点法で観察してみてください。

こうした一つ一つの選択こそが、数年後「あの時、気づいてよかった」という安堵をもたらすと思います。

親も「未完成」でいい、成長のプロセスを見せて

最後に、最も大切なことをお伝えします。

子育てとは、完璧な人間が未熟な人間を導く作業ではありません。「不完全な親が、子どもと共に成長していくプロセス」そのものです。

親が間違いを認め、反省し、やり直そうとする姿を子どもに見せること。それは「人間は失敗しても、いつでもやり直せるんだ」という、人生において最も価値のある教訓を背中で教えることに他なりません。

「昨日より、今日の自分の方が少しだけ穏やかになれた」

「先週は10回怒鳴ったけれど、今週は7回で済んだ」

そんな微細な変化を、どうか自分自身で認めてあげてください。それが親自身の自己肯定感を育み、結果として子どもへの優しさとなって還元されます。

「『あの時こうしていれば』の“あの時”は『今』のこと」

と思い、今を変えていきましょう。過去はもうどうでもいいです。未来の自分が「ありがとう」と微笑んでくれるような選択を、今この瞬間から始めてみてください。

石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家

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いしだ かつのり / Katsunori Ishida

1968年横浜生まれ。20歳で起業し、学習塾を創業。4500人以上の生徒に直接指導。講演会やセミナーを含め、5万人以上を指導。現在は「日本から 勉強が嫌いな子を1人残らずなくしたい」と、カフェスタイル勉強会Mama Cafe(累計1万3千人のママさん参加)、執筆、講演を精力的に行う。教育学修士(東京大学)。著書に『子ども手帳』『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』『子どもを育てる7つの原則』など国内30冊、海外13冊。音声配信Voicyでは「子育てランキング1位」の人気パーソナリティを務めている。

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