「希望の部屋がなく寮へ」「特待でも仮面浪人」—大学入学後に起きた2つのリアルと想定外の出費

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「福祉施設のアルバイトをしていたようです。長時間の時もあり、月に8万円~10万円くらいはもらっていました」

ある程度、お金を貯めることができたため、今はアルバイトを辞めているという。

この春からは、次女への仕送りも新たに始まる。音楽大学に進学した次女には、防音設備の整った住環境が欠かせず、下宿先の家賃は管理費込みで8万5000円にのぼる。防音仕様のためか、周辺の物件と比べると割高感は否めない。

長女が国立大学に進学してくれたことは家計の支えになっているが、学費と仕送りが同時に発生する負担は「やはりきつい」という。鈴木家では、このダブル進学を見越して教育費を備えてきた。夫婦ともにフルタイムで働く共働きの強みを生かし、2馬力で教育費を捻出している。

「もう一度受験がしたい」と切り出されて

東京都在住の太田さん(仮名)宅では、3人の子の大学進学を経験した。大学2年生の末っ子が卒業すれば、晴れて教育費から解放される。

三者三様にいろいろとあったようだが、中でも、当初計画していたものから計算が狂ったのが次男のときだった。

現在、社会人3年目の次男は現役で筑波大学に合格。加えて、私立の明治大学からは"特待生"扱いで合格をもらっていた。

筑波大学は国立なので学費の負担は少ないが、一人暮らしとなる。最終的には、自宅から通える明治大学への入学を決めた。特待生だったため、学費も国立と変わらない。おまけに自宅からとなれば下宿代もかからないため、親としてはかなりありがたかったという。

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