大学で一人暮らし、親が気になる「ちゃんと食べてる?」—食生活を支える"学食"のありがたい仕組み

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学食の例
一人暮らしをする大学生にとって、学食はありがたい存在だ(写真:石川さん提供)

大学進学を機に子どもが一人暮らしを始めるとき、多くの家庭が気がかりに感じるのが毎日の「食事」だ。これまで家族が用意していた食事を自分で整えられるのか、栄養は偏らないか、忙しさのあまり食事を抜いてしまわないか……。そんな不安を抱える親も少なくない。

そこで、すでに子どもを大学に送り出した3つの家庭に、実際の食生活について話を聞いた。見えてきたのは、学食を上手に活用しながら食生活を整える姿だ。学食の定期利用制度や100円朝食などを味方につけながら、一人暮らしの食事をやりくりしている実態が見えてきた。

お得に学食が食べられる“定期券”とは

昨年、関東から一人娘を京都の同志社大学に送り出した石川さん(仮名)一家。初めての一人暮らしということもあり、最も心配していたのが「食事」だったという。自宅にいる間、娘はほとんど料理をしたことがなく、「果たして自分で食事を作れるのだろうか」と母親は不安を感じていた。

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娘が通うのは、同志社大学京田辺キャンパス。奈良寄りの京都府京田辺市に位置し、広大なキャンパスを持つ一方で、食事ができる店までは1km以上歩かなくてはいけない。日々の食事は学食頼りになりそうだった。

「東京の大学でも、キャンパスの周りにあまりお店がない場所ってありますよね。友人の子どもが通う大学がそうで、学食もあまりなく、結局おにぎりを持たせていると聞いたことがありました。だから、一人暮らしでちゃんと食べられるのか、とても心配でした」(以下すべて母親)

しかし、その不安も入学前の説明会での話を聞いて和らいだという。

「入学前の説明会で、“学生にとって食はとても大切なので、食をおろそかにしてほしくない。そのため大学としても学食に力を入れています”というお話があって、ちょっと安心したんです」

このとき説明を受けたのが「ミールクーポン定期券」だ。これは大学生協が販売しているもので、年間利用料を払うことで長期休暇を除く平日は毎日、お得に学食が食べられるというものだ。

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