「希望の部屋がなく寮へ」「特待でも仮面浪人」—大学入学後に起きた2つのリアルと想定外の出費

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学生宿舎は大学敷地内にあり、単身用(約10㎡)の費用は改修前の棟で1万5380円、改修された棟の場合は1万9410円。一般の学生マンションに比べると格段に安く、机や椅子、ベッドなどの備品も付いている。

筑波大学
筑波大学(写真:PIXSTAR / PIXTA)

一方、キッチン、トイレ、シャワー、ランドリールームは共同利用。食事はついておらず、大学内の食堂で食べるか、自炊するかが主な選択肢となる。

だが共同利用のキッチンは昔ながらの電熱線コンロがいくつかあるだけ。これを複数人で使わなければならないため、自炊は難しかった。

また大学によっては、支援制度などによって100円で食事を提供する学食もあるが、筑波大学の学食にはそうした仕組みはない。

例えば栄養バランスの取れた日替わり定食は1食650円前後で、昨今の物価高では良心的と言えるかもしれないが、大学の学食としては「さほど安くないと感じました」。

自炊がしづらい分、頻繁に学食を利用すれば食費の負担が積み上がる。「私立と比べたら学費は安いから、このくらいは仕方がないかとも思いますが、結局、娘の場合はコンビニでカップ麺を買う機会が増えてしまったようです」

またシャワーも数が少なく、混み合う時間帯はいつ使えるのかわからなかったという。

2人の娘の学費と仕送りが「きつい」

噂どおり、6月になるとオートロックのついたマンションで空き部屋が見つかり、引っ越すことができた。家賃は月5万5千円で住居費は高くなるが、シャワーも好きな時間に入れ、自炊もできるため満足しているという。

引っ越した部屋
引っ越した部屋、内覧時の様子(写真:鈴木さん提供)

現在の仕送り額は光熱費や食費など合わせて月13万5千円ほど。あまり外に遊びに行くタイプでもないため、交際費はさほどかからない。当初は仕送りで足りない部分は本人がアルバイトをして賄っていた。

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