北朝鮮・朝鮮労働党大会で女性と軍人幹部が減少した理由、世代交代も進展、金正恩総書記の権力固め進む(後編)
その意味で、金成男氏が党書記になっても、金与正氏が対南や対米で活動をしても障害にはならないといえる。依然として国際(中国を除く)担当、対南担当書記は空席と言ってよいのかもしれない。
党中央軍事委員会は軍人だけで構成か
党中央軍事委員会は金正恩党総書記が委員長、鄭京択党書記が副委員長、委員には趙春龍党書記(軍需工業担当=推定)、努光鉄国防相、金成基党政治局員(軍総政治局長=推定)、李永吉軍総参謀長、方頭燮社会安全相、崔春吉(チェ・チュンギル)第7軍団長(職責異動の可能性)、金正植(キム・ジョンシク)党軍需工業部第一副部長、ユ・グァンウ氏 李チャンホ軍総参謀部副総参謀長兼偵察総局長の11人で構成された。
肩書きの不明なユ・グァンウ氏は22年5月に玄哲海(ヒョン・チョルヘ)国防省総顧問が死亡した際の国家葬儀委員会の名簿に名前があり、軍幹部とみられる。
第8回党大会では党中央軍事委員会に趙甬元党政治局常務委員や呉秀容党政治局員という文民が参加していた。当時、呉秀容氏は軍需工業担当の第2経済委員長を担当していたため、純粋な文民とはいえないが、党組織指導部の趙甬元氏が入っていた。今回は金正恩氏を除いては、委員会のすべての構成員が軍人であった。
党中央軍事委員会は、党規約では「党大会と党大会の間の党の最高軍事指導機関」とされ「党の軍事路線と政策を貫徹するための対策を討議決定し、共和国武力を指揮し、軍需工業を発展させるための事業をはじめとして国防事業全般を党的に指導する」と規定されている。
本来は、軍への党的指導の機関である。そこに金正恩氏を除き「党人」がまったくいなくなってよいのかという不安を抱く。





















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