北朝鮮・朝鮮労働党大会で女性と軍人幹部が減少した理由、世代交代も進展、金正恩総書記の権力固め進む(後編)

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第8回党大会は2021年1月5日から12日まで開かれ、すぐに最高人民会議第14期第4回会議が開かれ、新しい閣僚などが決まった。しかし今回は、最高人民会議はすぐには開かれないだろう。

なぜなら現在の最高人民会議はすでに任期が切れている。最高人民会議の代議員の任期は5年で、現在の最高人民会議第14期の選挙は19年3月に行われている。現在の最高人民会議の任期は既に24年3月に切れ、1年半以上が経過している。

最高人民会議常任委員長には趙甬元氏か

「報道」では「新しい任期の最高人民会議」とされている点を考えれば、今後、最高人民会議の選挙が行われ、その後の構成される「第15期最高人民会議」で、趙甬元氏が最高人民会議常任委員長に就く可能性が高そうだ。

趙甬元氏に代わり、これまで党規律調査部長を務めてきた金才龍氏が党書記、党部長に選ばれ、党書記、党部長のトップ序列で報じられていることから党組織担当書記、党組織指導部長を兼務するとみられる。趙甬元に代わり、金才龍氏が人事の実権を握るとみられる。趙甬元氏に長く権力を与える危険性を考慮し、金才龍氏に交代させることで、「ナンバー2」的な存在を防いだという見方もできる。

朴泰成氏は組織指導部出身の首相として内閣を指揮する。李日煥氏は党書記、党部長で金才龍に次いでナンバー2で報じられていることから党宣伝扇動担当書記、党宣伝扇動部長とみられる。

党政治局は常務委員5人を含めて金正恩、朴泰成、趙甬元、金才龍、李日煥、鄭京択(チョン・ギョンテク)、金成男(キム・ソンナム)、シン・ヨンイル、李煕用(リ・ヒヨン)、朱昌日(チュ・チャンイル)、趙春龍(チョ・チュンリョン)、安金哲(アン・グムチョル)、金正官(キム・ジョングァン)、金承斗(キム・スンドゥ)、崔善姫(チェ・ソンヒ)、努光鉄(ノ・グァンチョル)、金成基(キム・ソンギ)、金徳訓(キム・ドクフン)、朴正根(パク・ジョングン)の19人となった。

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