採用で「メールよりも電話を使う」グーグルの秘密 1分にも満たない時間の使い方が印象を左右する

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このデータが決定打となり、体験の向上は重要課題であるとの認識が社内に広まりました。そして、データの後ろ盾を得た私たち「体験」チームは、さまざまな施策を実行に移していきました。

その結果、最終的には合格者の98%が「満足している」と回答。それだけでなく、不合格者でも「満足している」との回答率が80%を超えたのです。

コミュニケーションは「1ウェイ」より「2ウェイ」で

ここからは「実践編」として、私が「体験」のプロジェクトマネジャーとして実行した施策で最も効果の高かったものをご紹介していきます。

一連の採用プロセスにおいて、候補者の体験を最も左右するファクターとは何か。それは「面接官」です。遅刻する、高圧的な態度をとる、目も合わせずパソコンの画面ばかり見ている……これらの面接官の態度や行動は確実にマイナスの印象を候補者に与え、「この人、自分の話を真剣に聞いてくれているのかな?」「自分は初めから検討に値しないのでは?」といった不安を抱かせます。

私たちは候補者へのアンケートを通じて、いい印象、悪い印象のそれぞれの面接官についての回答を集め、面接官の態度や行動に対する改善ポイントを把握しました。そして、それぞれの面接官にフィードバックすることで面接での体験を改善していきました(ちなみに、候補者に対して面接官への印象を正直に回答してもらうアンケートの設計方法については、『グーグルのすごい採用』に詳述しています)。

面接官とともに候補者の体験に大きな影響を与えるのは、候補者とコンタクトをとる「リクルーター」の存在です。グーグルにおけるリクルーターは常に候補者とコンタクトをとり、面接の日程や結果を伝えたり、時には応援者として相談に乗ったり、採用プロセスを通じてさまざまな場面で候補者をサポートします。

リクルーターの候補者とのコミュニケーションにおいて、グーグルが徹底していたシンプルなルールがあります。それは、「1ウェイ」より「2ウェイ」のコミュニケーションをとる、というものです。

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