小学校「朝7時に開門」、小1の壁を解消へ"子どものためなら"と対応せざるをえない学校のしんどさも《高崎市と三鷹市で起きていること》
さらに、「自宅から学校まで遠いため、余裕をもって自宅を出ると早めに学校に着いてしまう」(高崎市教委)という高崎市ならではの事情もあるため、これまでも7時30分~45分には開門してきた。それを今回、30分~45分早めようとしていることになる。
三鷹市はシルバー人材センターの高齢者が対応
開門の実務を行うのは三鷹市の場合、シルバー人材センターから派遣される高齢者(以下、シルバー人材)である。1校につき2人1組で対応するが、1校あたり5~6人でチームを組みローテーションしているという。
開放されるのはシルバー人材の目の届く校庭だけで、教室は開放されていない。天気が悪い日には渡り廊下や昇降口など、屋根のある場所で子どもたちは過ごしているという。事前に雨が予想される場合には、全部ではないが、体育館を開放している学校もある。三鷹市教委は次のようにも説明する。
「7時10分ごろにはシルバー人材センターの方が到着し、校庭の安全確認などの準備を行い、7時30分過ぎくらいから子どもたちがパラパラやってきます。子どもたちは一斉に来るわけではなくて、その子の都合でやってきます。中には早めに来てしまう子もいるようですが、準備ができていれば柔軟に対応していただいているようです」
2人1組で、1人は校庭で子どもたちを見守り、1人は校門近くで不審者にも目を光らせる。子どもたちは校庭で走りまわったり、おしゃべりしたり、思い思いに過ごす。
三鷹市教委で校庭利用のルールを細かく決めているわけではないが、ジャングルジムの使用を制限するなど学校ごとのルールはある。それでも、シルバー人材が口うるさく注意するということはないが、激しいケンカがあれば仲裁に入ることもあるそうだ。あくまで見守りである。
子どもたちにケガがあった場合には、軽いものなら用意してある救急箱にある薬で消毒するなどの応急処置をシルバー人材が行う。
もしも救急車を呼ばなければならないような重傷の場合は、シルバー人材は救急車を呼んだうえで、携帯電話でつながっている三鷹市教委の担当者に連絡をとる。救急車が到着したら1人は同乗して病院まで行くことになっている。そして三鷹市教委は担任に連絡し、担任から保護者に連絡を取ることになる。





















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