「東洋経済」の読者の中にも、私のことをブームの当時知ってくださった方がいるかもしれない。私と同世代か少し上の世代に、ブームがきっかけで真剣にクラシック音楽に向き合うようになって、自分でもピアノやほかの楽器を学び始めた人がいるのを知っています。その中には、60代半ばぐらいの、いまでは私の友人という人も。
多くの人の新たな学びや関心のきっかけになることができたというのはうれしいことですね。
ブームによって多くのことを学んだ
――最高峰のコンクールで優勝し、「天才ピアニスト」と呼ばれ、熱狂の中心に立たれたわけですが、ご自身への評価、ブームへの見方は醒めているというか…辛口なのですね。本当の天才は謙虚ということでしょうか。
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