他のベッドタウンでも、同様の事例は散見
こうした現象は、市川に限った話ではない。新宿から約40分圏にある八王子でも、そごうや伊勢丹といった駅前百貨店が相次いで閉店し、現在は食品や日用品を中心とする商業へと再編されている。
また、東京近郊の春日部でも、駅前の西武春日部店が16年に閉店し、現在は総合スーパーや実用型施設が商業の中心となっている。いずれの街も鉄道で都心と直結しており、「特別な買い物」は都心へ、「日常の調達」は地元でという役割分担が進んだ点で共通する。
都心へのアクセスが良好であることは居住地としての魅力を高める一方、百貨店のような「ハレ」の業態にとっては、必ずしも追い風とはならなかった。
では、そんな市川では現在、どんな施設が消費者を集めているのか。続く後編記事では、百貨店が全滅した後、賑わっている施設を訪れ、詳しく探っていく。
