また、フレンドリー会員の入れ替わりも懸念点のひとつだ。丁寧に清掃する会員が去れば細かい汚れが目立つようになり、人手不足に陥れば清掃が行き届かなくなることもありそうだ。
同時に設備のメンテ体制に対する不安もある。なぜなら、フレンドリー会員と似たようなメンテナンス会員という制度を導入しているためだ。メンテナンス会員が担う作業はレベル1からレベル3の3段階に分かれている。謝礼は500円から2000円のAmazonギフト券だ。
また、協力してほしい人として、「chocoZAPのファンとして店舗の運営の一端を担っていただける方」「活動を通して多くの方に喜んでいただける施設づくりをしたいというお気持ちのある方」を挙げている。場合によっては自分で工具を持ち込む作業が発生するため、地域によっては人材確保に苦戦しそうだ。
そもそもフレンドリー会員もメンテナンス会員も善意に頼った制度のように見える。この仕組みに継続性があるのか、現状では判断がつかない。そのため、運営体制に不満を覚える会員がいるのも仕方がないように思える。
無人運営をアップデートするチョコザップ
ここまで批判的な論調になってしまったが、今後のチョコザップの期待できる余地も大きいと筆者は考えている。その理由は2点ある。
まず、2024年度から約2年間にわたり店舗の品質向上に取り組んできた点だ。導入した制度に疑問は残るものの、課題を解決しているのはたしかだ。設備の故障率は、2024年11月に6.1%だったが、2026年2月には2.27%まで低下している。
また、2025年度には出店数を抑制して運営体制の整備に注力している。2024年度は約400店舗を展開しているが、2025年度は約100店舗の出店にとどめている。
好意的な見方ではあるものの、店舗の品質体制を整えたことで今後の店舗の品質も向上していくと予想できる。
もう一つはシステムの開発力だ。チョコザップは無人での運営体制を築くためにスマートフォンでの操作を軸としたオペレーションを構築してきた。入退館にはQRコードを使い、カラオケの予約管理はアプリを活用している。





















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