新居にゴミをそのまま持って行くわけにもいかず、かといってこのまま放置して退去することもできない。そうして、ゴミ屋敷清掃業者である「イーブイ」に助けを求めることになった。
リビングから奥にある2つの和室まで、床は腰の高さまでゴミで覆い尽くされている。そのほとんどがコンビニ弁当や惣菜の空き容器、お菓子の袋、空のペットボトルといった食品ゴミだ。
それらに混じって段ボールが至るところに埋もれている。見ると表面には黒い斑点がびっしりと付いていた。すべてゴキブリの糞である。段ボールは保温性が高く、隙間が多いので、ゴキブリにとって格好の住処になってしまうのだ。
糞は段ボールだけではなく、床や壁にもへばりつき、散乱している紙ゴミには噛んだ跡があった。ゴキブリは食品だけではなく、せっけんや紙まで食べてしまうほど雑食である。
部屋の隅にあったファストフード店の大きな紙袋には煙草の吸い殻がパンパンに詰まっていたが、中からもゴキブリの糞が浮き出ていた。中で煙草の葉をムシャムシャと食べていたのだろう。
生ゴミだらけでも「ゴキブリが湧かない家」
しかし、「生ゴミによるゴミ屋敷」でも、ゴキブリが湧かないケースもある。たとえば、『「ゴミ山の寝床で注射を…」60代男性の壮絶な闘病』で取り上げたゴミ屋敷がそうだ。
家中が生ゴミだらけで、その量は今回のゴミ屋敷と比べても4~5倍はあったが、ゴキブリはおろか糞すら見当たらなかった。
なぜそれほどの差が出るのか。イーブイ代表の二見氏がその理由を話す。




















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