麻雀とデザイン。遠回りに見えた経歴が、ひとつにつながった。
「いつも、面白いほうを選択しちゃうんですよね。安定より好きなことをしたほうが楽しいし、もし悪いことが起きても、それは自分が選んだことだから、自分が責任をとればいいかな。
麻雀はたとえ絵に描いたような成功をしなくても、一生関わっていくことができる世界。私はきっと、一生やってると思います」
「自分にしかできないことが、そこにある」と感じられることもひとつの幸せだ。交換可能ではない人間として、自身の人生を生き切ること。飯盛さんには、そのために迷いなく舵を切る潔さがある。
とはいえ人間関係に関しては、思うところもあるようだ。
飯盛さんは「恋愛に関しては、面白いほうに振り切っちゃ駄目ですね」と笑った。20代で結婚と離婚を経験し、最近も恋人と別れたばかりだという。勝負の世界で生きる彼女は、パートナーシップについてどう考えているのか。
“一緒にいるのに孤独”が始まるとき
20代で結婚した相手は、当時働いていた雀荘の店長だった。一緒に暮らし、子どもを持つ未来も考えた。けれど、店を任されていた夫は仕事を優先し、忙しさのなかで少しずつ歯車がずれていった。
「前の旦那さんと別れたのは、結局セックスレスになっちゃったのが一番大きかったんです。そのせいで、“一緒にいるのに孤独”みたいな感じになっちゃったんですよね」
夫婦で暮らしているのに孤独。しかしそのことを恨みに思ったり悔いたりしている様子はなかった。




















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