安定した仕事を捨て"勝負"の世界へ——36歳「麻雀プロ」女性の恋と仕事。「ひとり暮らし、最高」に秘めた"想い"

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飯盛裕美子さん
飯盛 裕美子(いいもり・ゆみこ)/36歳、広島県出身、日本プロ麻雀連盟第38期生。赤坂麻雀ラウンジ「ぷろす」に勤務。4年前に麻雀を仕事にすると決意し、現在は雀荘勤務のほか大会ゲストや配信活動も行う。好きなものは麻雀、喫茶店、音楽、デザイン、料理、銭湯&サウナ。X:@yumiko_iimori、YouTube:@iimori_yumiko(撮影:今井 康一)

広島の田舎から18歳で上京した。絵が好きな少女だったが、創造的な仕事への道は思うように拓けず、一度は会社員になったそうだ。

20代の頃に、結婚と離婚も経験している。それからは恋人がいたりいなかったりしつつも、ひとり暮らし。料理は好きだが、掃除は嫌いで、 月2回、家事代行サービスを利用する。整えられたキッチンだと、自然と火を入れる気になるそうだ。最近よく作る料理は、自家製パンチェッタ(豚バラ肉の塩漬け)。

玄関先の麻雀グッズコーナー
玄関先の麻雀グッズコーナー。自ら購入して集めているそう(撮影:今井 康一)

そんな彼女に雀士の仕事や、パートナーシップについて、いま思うことを聞いた。

田舎の女子高生が麻雀にハマるまで

高校卒業後は美術系大学への進学を望んだが、経済的な事情で就職することに。しかし新卒で就職した仕事は、長く続かなかった。

「高校の就職課の掲示板で見つけた仕事でした。ざっくりとジュエリーのセールスだったのですが、販売手法が強引で……。高卒当時は知識もなにもなくて、そんな職に就いてしまいました。すぐ辞めましたけど」

その後、祖母が学費を出してくれたことで、東京の専門学校へ。そこで美術とデザインを学び、アニメ制作会社に就職することができたが、激務の末に退職。クリエイティブな仕事への道が思うように拓けないなかで、思い出したのが学生時代に触れていた麻雀だった。

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