自分に不利なことはぜんぶ上司のせい――マネジメント層が頭を抱えるZ世代部下のトンデモ思考

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人事部って、若手社員と現場で一緒に働くことはありませんよね。彼らからしてみると私は「面接のときに話した優しいおじさん」「困ったらこの人に頼ろう」みたいな立ち位置で、話しやすいのではないでしょうか。

たしかに社員の困り事を解決するのは人事部の役割の1つです。入社式などでは「困ったことがあったら、いつでも人事部に相談してください」と伝えることもあります。でも、それには手順がある、ということがわかっていない。行き過ぎた素直さというか、行間を読まずに都合のいいところだけを真に受けて、いきなり人事部長にアクセスすることを異常なことだと思っていないんです。

Aさん:それでいうと、こんなこともありました。当社は通常の業務時間が午前9時から午後6時で、午前半休をとるときは午後1時出社というルールがあります。あるとき、病院に行くとのことで午前半休を取っていた若手社員が、午後3時に出社してきたんですね。

遅れるという連絡はもらっていましたし、いろいろな事情で予定が狂うのは仕方ないので、出社時間そのものは問題にしませんでした。ただ3時出社だと午前半休ではなくフレックス扱いとなります。フレックスにすると勤務時間が少し減り、給料も少し減額されてしまうのですが、ルールなので、そう伝えました。

「自分のことが嫌いだから意地悪するんだ」

すると後日、人事部から連絡があったんです。その若手社員から「私を嫌っている上司から不利なことをされた」という訴えがあった、と。「もちろん、あなたが社内ルールにのっとって指導したことはわかっているので、こちらでフォローしました」とは言われましたが、それほど部下に信頼されていないのかと悲しくなりましたね。

Cさん(金融機関マネージャー):若手社員からしたら、悪いのは直属の上司なんでしょうね。それは「マネジメントできていないのが悪い」ということではなくて、「自分が気に入らないことや、自分に不利なことはぜんぶ上司のせい」みたいな感覚なんだと思います。私としては会社のルールにのっとって指導しているつもりでも、彼らは、それが自分にとって不利だと「自分のことが嫌いだから意地悪するんだ」「あの上司は嘘をついてる」などと脳内変換してしまう。

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