東京大学に70年ぶりの新学部、修士一貫5年・秋入学・オール英語・1年次は全員寮生活…「デザイン」がテーマの深い訳
「社会にインパクトを与えられるプロジェクトを自分で考えて立ち上げ、個人で1年間しっかり取り組む。もちろん1人ではできないので、いろいろな人と話し合いながら進めるコミュニケーション力が必要になる。
誰もゴールを教えてくれるわけではなくて、自分なりのプロジェクトを起こして主体的に進め、その過程で同級生や教員、あるいは企業のさまざまなセクターの人と話をしながら形を作っていく。それを集大成として1年学び、修士を授与する」
UTokyo College of Designでは、入り口は示されるけれど、中に入ってどこまで奥に深く入っていくかは、その学生の努力次第。ある意味、東京大学で最もハードなプログラムをこなすことになるかもしれない。
そんな学生たちのために、「スタジオ」と呼ばれるオープンなスペースが校舎の中に用意される。教員が常駐していて、UTokyo College of Designの学生はもちろん、他学部の学生の出入りも自由。講義の合間や1日の講義が終わった後に学生が他の学生、あるいは企業の研究員や実務家など学外の専門家と自由に交流・議論できる場とする考えだ。
東大全体が活性化するという期待も
今までも東京大学は、それぞれの学部で深く学問を修めた多くの卒業生たちが世の中で活躍している。
ただ、これだけ社会が多様化・複雑化してくると、深く学んだ学生よりも、UTokyo College of Designの学生のように多様な学問分野に横串を通して複雑な問題を解いていくような、ナビゲーター的な人材も必要になってくる。
27年9月の開設から5年後に1期生100人が社会に巣立っていく。企業に勤めるのはもちろん、起業家も登場するだろうし、国際機関に活躍の場を求める人材も現れるだろう。政治の世界に挑んでみるのも面白い。
UTokyo College of Designの「スタジオ」に集った教員や他学部の学生たちが刺激をうけることで、東京大学全体が活性化するという期待もある。
昨今の東京大学は、首都圏出身の学生の比率が高まっているが、小関氏は、「日本の各地から、さらには全世界から学生が集まってほしい」と話す。
多様な学生が交わることで新たな視点が生まれ、複雑化する現代社会の難題を解き明かす。それがUTokyo College of Designの最大の原動力となっていくことだろう。
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