「再受験の時期って、できない自分ばかりに直面するんですよ。できない自分ばかりを見るのは本当につらかったです。正直、頑張れない日もいっぱいあったんです。成績もなかなか上がらないし、医学部合格まで程遠いし、何年かかるかな、なんでこんな選択をしちゃったんだろうと後悔する時も正直ありましたが、その話を聞いてくれる存在がいたことはすごく大きかったです。
自分が両親など、周囲の人々からいかに多大な恩恵を受けているのかを自覚して、こんなに支えてもらっているんだから、改めて、今度は自分が周囲の人に恩返ししたいと思うようになりました。
あとは、落ちる未来を勝手に妄想して落ち込むことをやめました。未来のことは正直誰にもわからないし、自分ができることは目の前のことに集中することだけだと思ったんです。今自分がやるべきこと、今日やるべきこと、明日やるべきことだけに心のエネルギーをかけようというのは思いました」
いつも第1志望に入れない人生だった
ずっと挫折感を抱いていた人生だったみん子さんの人生も、今回の合格で前向きに受け止められたようです。
「私は、中学受験も失敗していますし、大学受験もうまくいきませんでした。就職活動も第1志望の最終面接で落ちて第2志望に行きました。『いつも第1志望に入れない人生なのはなんでだろう?』って思っていました。
今までの人生がうまく行かなさすぎて、自分が医学部に受かることを心の底から信じることがいちばん難しかったです。正直合格するまで、本当の意味で自分を信じることはできないかもしれません。ですが、今の結果がすべてだと思いすぎず、過去ではなく今の自分にできることに全力を注ぐことをいつも意識していました。
私は人生には何となくそれぞれの使命のようなものがあると思っていて、人を癒やす職業は医師以外にもたくさんあるので、受かれば医師という職業を通して人を癒やす働きをして、落ちたら他の職業で人を癒やすことになるのだろうと何となく思っていました。こう考えることで、あまり自分に精神的な負荷をかけすぎず、勉強に集中することができたと思っています。
有難いことに今年東海大学から合格をいただき、やっとスタートラインに立てたので、これから本当に人のお役に立てるように、精一杯挑戦していきたいです」
自分の頑張りのおかげで人生が好転したみん子さん。
たくさん挫折を経験した彼女ならきっと、つらい人の痛みがわかる優しい医師になるだろうなと思いました。
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