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行列のラーメン屋《ベトナム人店主》の意外な経歴 「業界の大物と兄弟同然の関係」「仕事前にうどん屋で修業」…来日13年、ハさんの"ラーメン道"

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チャーシューは5種類。肩ロース、豚もも肉、豚の腕肉、鳥胸肉、鴨胸肉を使う。煮卵にもひと手間加える。ウイスキーに火を入れてアルコールを飛ばした後、しょう油などを合わせたもので煮る。ハさんが作り上げたオリジナルの味を求めて、連日常連で賑わう。

チャーシューは5種類を用意するこだわりぶり(写真:筆者撮影)

「ここの常連さんとも一緒に飲みに行ったり、他のラーメン屋さんに食べに行きます」

ハさんはこのラーメン三昧な毎日が「楽しい」という。

日本のラーメンとベトナムをつなぐ懸け橋に

取材の日、混雑を避けようと13時半過ぎに訪ねると、まだ並んでいる人がいた。同日、撮影のために夕方の開店30分前に再訪すると、すでに5、6人のお客さんが店の前で待っていた。別の日、12時過ぎに行った時には、10人ほどの行列ができていた。

この人気に背中を押され、25年11月には、新橋に2号店をオープン。ハさんは本店の厨房に立つため、こちらは浜松町本店で働いていたベトナム人が店長を務めている。

2つの店舗を見るだけでも忙しそうだが、「仕事が趣味」の男は休むことを知らない。

昨年、ベトナム人が店主を務めるラーメン店が3店舗オープンした。東京の住吉駅から徒歩5分ほどの「Japanese Ramen マンちゃん」、日暮里駅からすぐの「JAPANESE光ラーメン」(現在休業中)、小岩駅からほど近い「だん善ラーメン」。店主は3人とも「ハちゃんラーメン」で修業しており、ハさんがメニュー作りから全面的にサポートしている。

「味が同じにならないように、ぜんぶ変えてるんです。こういう仕事も楽しいよね。みんながうまくいくなら、みんな嬉しいじゃない」

さらに昨年9月、「中華蕎麦とみ田」がベトナムのハノイに出店した際にも協力している。もはや、日本のラーメンとベトナムをつなぐ懸け橋と言ってもいいだろう。

日本とベトナムをつなぐ懸け橋にもなっている(写真:筆者撮影)

「ラーメンの話をしていたら、1日じゃ終わらない」と笑顔を見せるハさん。「身体の半分ぐらい、ラーメンでできてるんじゃないですか?」と言ったら、「そうそう」と嬉しそうだ。

ふと気になって「さすがに家ではラーメン食べないですよね?」と尋ねると、「それはそうでしょ」と苦笑していた。ハさんの健康と家族のことを思って、少し安心した。

まぜそばが「TRYラーメン大賞2023-2024」の「新店部門 汁なし」で2位に選出された。写真は特製まぜそば(写真:筆者撮影)

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