いまだに経営者のトラウマ…2008年「リーマンショック」の真因 「血流」としての経済循環の悪化を解説
ミドリ:それって、腐ったミカンを良いミカンと混ぜて売るみたいなもの?
上野:まさにその通り。そして家の値段が下がり始めたとき、腐ったミカンがどれだけ混じっているかわからなくなった。
ミドリ:それで2008年に大変なことになったの?
上野:そう。世界各地の銀行や会社がこの商品を買っていたから、みんな大損した。それでリーマン・ブラザーズという大きな会社が倒産して、世界中が大混乱になった。
ミドリ:家を買う人が返せなくなっただけなのに、なんで世界中に影響したの?
上野:お金は血液と同じで、体中を巡っている。一箇所で止まると、全身に影響が出る。サブプライムローンの問題も、世界中のお金の流れを止めてしまったんだ。
ミドリ:怖いね。ふつうの人はどうすればよかったの?
上野:一番大切なのは、自分が返せる金額以上は借りないこと。「家の値段が上がるから大丈夫」みたいな甘い話には気をつけることだね。お金は信用できる仕組みの上を流れているからこそ安心なんだ。
リーマンショックがもたらした経済の悪循環
ミドリ:やっぱり「信用」って大事なんだね。
上野:その通り。そして信用が失われると、「血流の悪化」が起きるんだ。リーマンショックのあと、実際にそれが起きたんだよ。
ミドリ:血流の悪化って、どういうこと?
上野:銀行が企業にお金を貸すのを渋るようになることを「貸し渋り」というんだ。リーマンショックのあと、銀行は自分たちも大損していたから、「もうリスクの高い貸出はやめよう」となった。
ミドリ:それは仕方ないんじゃない?





















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