「甘い」
最初に甘さが立つ。そのあとで、コクとスパイスの風味が追いかけてくる。家庭的な入り口なのに、途中から表情が変わる。
「ここ、資さんうどんだよな?」
甘く始まって、後から本格的なスパイスの香り。うどん屋とは思えない本格カレーには、確かな裏付けがある。実は、資さんうどんの創業者は1981年にカレー専門店「じゃわ」を営業していた歴史がある。その店舗はもう現存していないが、その積み重ねが、今のメニューにも残っているのだ。
出汁が全く入っていない「カレーぶっかけうどん」
カレーうどんではない。カレーぶっかけうどんだ。
出汁にカレーを溶いていない。いわゆる「和風カレーうどん」の文脈ではなく、カレーはカレーのまま存在している。ぶっかけと言いつつも、カレーのルーがあまりに多く、感覚としてはカレーの中に、うどんを入れている感じだ。
うどんは、ちゃんと受け止め役に回っている。ルーに負けないが、前に出すぎもしない。噛んだときのもちっとした感触が、カレーの重さを一度受け止めて、口の中を整えてくれる。



















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