「医師が警鐘!」年を取ってから"いきなりウォーキング"を始める人が知っておくべき深刻なリスク

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軟骨というのは、骨と一緒に骨格を形成する組織で、体をスムーズに動かすのに欠かせません。残念ながら、軟骨は年齢とともに少しずつ減っていき、1度すり減ると自然に再生することは難しい組織です。「軟骨は消耗品」だと思っておくほうがいいでしょう。

もともとあまり歩いていなかった方が無理に歩けば、なおさら軟骨がすり減ります。

ただし、膝の軟骨がすり減るのも、膝の筋肉が安定せず、膝関節がぐらぐらするようになったことが原因です。片足をベースにした体操を続けて膝の筋肉が安定してくれば、軟骨がそれ以上すり減ることはないので安心です。

すでに膝や股関節が痛む方、足の筋力が弱った方は、最後にご紹介する〈ゆる片足上げ〉〈片足つま先立ち〉〈ゆる腰下げ〉などの体操で、筋肉を強くしてから歩き出さないと本当に危険です。まずは体操。歩くのはそれから、ということです。

今はもう推奨されない「1日1万歩」

厚生労働省は、「健康日本21」という健康政策を推進しています。

その中では、もっと歩くようにと推奨され、「1日1万歩」が目標とされていました。そして、いつのまにか、「1日1万歩」という言葉が広く知られるようになったのです。

「1日1万歩かぁ。そんなに歩けるかなぁ」と思った方のために、私は本稿をお読みいただきたいと思うのです。

もう、わかりましたよね。歩けなくていいのです。1万歩を目指す必要はありません。若い頃から健脚で、今も何らかのスポーツを続けているような方ならともかく、普通の人が1万歩も歩いたら足を痛めるだけです。

これから歩きたいと思っている方も、いきなり1万歩を目指さないでください。研究が進めば、学説も変わるものです。実は、「1日1万歩」という目標は「もう古い」のです。

2024年に始まった第3次の「健康日本21」は、成人には1日8000歩(30分)以上、高齢者には1日6000歩(40分)以上を推奨しています。青年時代にはよく歩いていた方でも、72歳以降は7500歩ぐらいにとどめるほうがいいでしょう。

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